手ブレと被写体ブレと機構ブレとは
手ブレと被写体ブレと機構ブレ
写真撮影でのブレは、手ブレと被写体ブレがよく言われていることです。手ブレは、シャッタースピードが稼げなくて、カメラを持つ手のブレで写真がブレてしまうことです。
一般的に、写真のブレはこの手ブレのことで言われることが多いです。この手ブレは、フィルム時代から、1/焦点距離のシャッタースピードで防げると言われてきました。
50mmの焦点距離なら、1/50秒あれば手ブレが防げることですが、これには個人差があります。焦点距離が50mmでも1/50秒で手ブレすることもあれば、1/50秒以下でも手ブレしないこともあります。
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被写体ブレは、カメラボディのブレは抑えられているのに、被写体の早い動きにシャッタースピードが追いついていないことです。これは、単純に、シャッタースピードを上げるしかないです。
もちろん、被写体ブレを写真表現として意図的に使うこともできますが、多くの被写体ブレは意図しないでブレています。
カメラのブレは、以上の一般的に言われる手ブレと、被写体ブレの2つがよく言われていることです。しかし、それ以外にもあります。
カメラボディのブレを抑えているはずが、カメラが内部からブレる動作をするのです。これが機構ブレで、ミラーショックが原因です。
そのため、一眼レフの上位機では、ミラーショックを軽減するための構造になっていますが、それはミラーショックをできるだけ抑えようと努力しているだけで、ミラーショック自体は、やはり、あります。
そして、ミラーレス一眼でもメカシャッターを使うと、やっぱり、シャッターショックがあるのです。この機構ブレを抑えるのに一番いいのは、カメラボディに耳を思いっきり近づけてもか細いカチャとした音しかしないレンズシャッターのコンデジです。
機構ブレでのミラーショック問題を考える必要がないコンデジは、この面では一眼レフより利点があります。機構ブレを防ぐには、グローバルシャッターが理想的です。
手ブレと被写体ブレと、機構ブレも抑えた写真こそが、解像度が優れて、伝えたい写真の質感も最高度に表現できる写真になります。
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