ソニー RX100M5 レビュー 比較と評価

サイバーショット RX100 V

ソニーのDSC-RX100M5は、2015年7月31日に発売したRX100M4の後継機です。RX100M5の総画素数は約2100万画素で、センサーは1.0型の裏面照射型のメモリー一体の積層型です。裏面照射型は、従来の表面照射型よりも高感度時のノイズが減少したセンサーです。

それに加えて、積層型で性能が向上しています。画像処理エンジンはBIONZ Xです。レンズの焦点距離は24mmから70mm相当で、実質の焦点距離は8.8mmから25.7mmです。レンズの開放F値は、広角端でF1.8、望遠端でF2.8です。

マクロ性能は、広角端でレンズの先端から被写体まで約5cm、望遠端では約30cmです。最大撮影倍率は広角端で0.41倍、望遠端は0.20倍です。24mm、28mm、35mm、50mm、70mm相当に設定できるステップズームが使えます。

ファインダーは0.39型の有機ELの約236万ドットで、倍率は35mm判換算で約0.59倍です。アイポイントは、接眼枠から約19.2mmです。視度調整の範囲は、-4.0から+3.0mです。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。

モニターは3.0型の4:3の約123万ドットで、上に約180度に動かせて自分撮りもできて、下にも約45度に動かせます。タッチパネルには、今回も対応していません。ISO感度は、ISO125からISO12800まで、拡張感度にISO80とISO100があります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。

連写合成でノイズを減らすマルチショットノイズリダクションでは、ISO25600が使えます。シャッタースピードは、メカシャッターでは1/2000秒、電子シャッターでは1/32000秒が使えます。

電子シャッターはアンチディストーションシャッターで、ローリングシャッターを軽減しています。電子シャッターとメカニカルシャッターの違いに、書いています。動画時のローリングシャッター現象も軽減しています。

記録メディアはSDカード系、メモリースティック系、メモリースティックマイクロ系が使えます。連写性能は、秒間コマ数がAFとAE追従で約24コマ/秒で、連続撮影枚数は150枚です。RX100M5は、AF速度に優れた位相差AFとAF精度に優れたコントラストAFの両面の機能があるファストハイブリッドAFが、RX100シリーズとして初めて使える機種です。

撮像素子に位相差AFを組み込んだ像面位相差AFセンサーがあるので、動画でもファストハイブリッドAFが使えます。AFの測距点数は、位相差AFで315点、コントラストAFで25点です。露出補正の補正幅は±3.0段で、1/3EVステップで補正できます。

動画はXAVC Sの4K記録で、100Mbpsで撮影できます。S-Gamut S-Log2にも対応しています。960fpsのスローモーション動画も撮れます。4K動画からの切り出しもできます。4Kフォトとは 静止画連写との違いと動画写真が台頭する?に、4Kフォトのことを書いています。

内蔵NDフィルターもあります。ポップアップ式の内臓フラッシュも使えます。Wi-Fiと、近距離無線通信のNFCも使えます。バッテリーの撮影枚数は、CIPA基準で、モニタで約220枚、ファインダーで約210枚です。USB充電と給電に対応しています。

RX100M5は、モバイルバッテリーで給電しながら撮影ができるので、バッテリー不足の心配がかなり改善されています。RX100M5の本体のみの重さは、約272gです。

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