ソニー DSC-RX1R スマートテレコンで望遠機
DSC-RX1R スマートテレコンで望遠機
前の02のソニー DSC-RX1Rもフィルムコンパクト名機より優秀の記事からの続きです。
DSC-RX1Rのズームの仕組みは、画像を切り出せる範囲で画質劣化なくズームするスマートズームと、デジタルズームほどは画質が劣化しない全画素超解像ズームと、画質の劣化が目立ってしまうデジタルズームの3つに分かれています。DSC-RX1Rの有効画素数は約2430万画素もある高画素機なので、その画素を使って画像を拡大するために使う余裕があります。
後継機のRX1Rにも前機種のRX1と同じで、スマートテレコンバーターがあります。スマートテレコンバーターは、画像がMサイズなら1.4倍まで、Sサイズなら2.0倍まで画像を拡大できます。これは、余裕のがある画素数からの切り取りのクロップをしているの同じことです。通常の物理的なズームとは違ったスマートテレコンバーターの特徴は、F値を保ったまま画像を拡大できることです。物理的なテレコンバーターレンズは、F値が暗くなってしまいます。デジタル処理のテレコンはF値が暗くならないので、そこが大きな利点になっています。DSC-RX1Rは広角端の開放F値がF2.0なので、2倍のスマートテレコンでは70mmのF2.0で使えます。
画像を拡大することで、もっとマクロ側に寄れることにもなります。RX1Rはフルサイズの撮像素子なので、その撮像素子の大きさからコンデジのようにマクロで寄れなくなると言っても、スマートテレコンを使えば画像が拡大するので被写体にさらに寄った写真が撮れるのです。スマートテレコンで最初から画像を拡大して撮っておくのと後でトリミングすることの違いは、スマートテレコンなら撮影時に構図を決めてから撮っていることです。後でトリミングする前提で撮ると、大まかな構図になって構図があやふやになることがあります。最初からスーマートテレコンで撮っておくことで、トリミングをしてみると思っていた写真にならないのを防げるのです。
RX1RM2 (RX1R II)とRX1Rの違いに、違いを書いています。
次の04のソニー DSC-RX1R 全画素超解像ズームで望遠機の記事に続きます。
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