Sony サイバーショット DSC-QX30 レビュー 比較と評価
サイバーショット DSC-QX30
ソニーのサイバーショット DSC-QX30は、2013年10月25日に発売されたDSC-QX10の後継機です。DSC-QX30の総画素数は約2110万画素で、1/2.3型の裏面照射型のCMOSセンサーです。裏面照射型は、従来の表面照射型より高感度時のノイズが抑えられたセンサーです。画像処理エンジンは、BIONZ Xです。レンズの焦点距離は24mmから750mm相当で、実質の焦点距離は4.3mmから129mmです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF6.3です。
できるだけ画質の劣化を抑えるデジタル処理系ズームの全画素超解像 ズームでは、60倍の1440mm相当までズームできます。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で約5cm、望遠端では約200cmまで寄れます。DSC-QX30はレンズスタイルカメラなので、Wi-Fiと近距離無線通信のNFCでスマホと接続して、好きな角度から撮影できるのが最大の特徴です。コンデジにフリーアングル液晶で撮るよりも、自由なアングルで撮影できます。
アタッチメントを使ってスマホにDSC-QX30を装着できて、スマホの画面でのタッチシャッター、ズーム、ピントの確認もできます。手ブレ補正は静止画では光学式、動画では光学式と電子式の併用です。ISO感度領域は、プレミアムおまかせオートではISO80からISO12800まで使えますが、重ね合わせ連写が必要です。通常の静止画ではISO3200まで使えます。動画撮影時のISO感度は、ISO80相当からISO1000相当まで使えます。
DSC-QX30の露出モードには、絞り優先とシャッター優先があります。シャッタースピードの上限は、1/1600です。記録メディアは、メモリースティックのマイクロカードと、microSDカードが使えます。連写性能は、約10コマ/秒で最大10枚までの連続撮影ができます。AFの測距点数は、9点です。露出補正の補正幅は±2.0EVなので、コンデジのエントリー機並みの補正幅です。補正幅は、1/3EVステップです。動画は、1920×1080のフルHDのフレームレートが60fpsで撮れます。
DSC-QX30のマイクは、ステレオマイクです。3分割、方眼、対角と方眼のグリッドラインも使えます。スマホの画面のミラーモードで自分撮りすることもできます。DSC-QX30は、RAW撮影はできません。色空間は、sRGBのみです。Wi-FiとNFCの他に、GPS内臓のスマホでは、静止画に位置情報を追加できます。静止画撮影時のバッテリーの持ちは、CIPA基準で約200枚です。ACアダプターのAC-UD10を使えば、DSC-QX30にUSB充電と給電をすることもできます。
DSC-QX30には、別売品にライブビューリモコンのRM-LVR1、フリーアングルシューティングキットのADP-FSK1があります。DSC-QX30の本体のみの重さは、約178gです。
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