ソニー α6500 レビュー 比較と評価

α6500

ソニーのα6500は、2016年3月11日に発売されたα6300の後継機です。α6500の有効画素数は約2420万画素で、APS-C相当のセンサーに画像処理エンジンはBIONZ Xです。EVFは0.39型の約235万ドットで、倍率は35mm判換算で約0.7倍です。

視度調整の範囲は、-4.0から3.0です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に書いています。アイポイントは接眼枠から約21.4mmです。ファインダーのフレームレートが、60fpsと120fpsから選べます。モニターは3.0型の約92万ドットで、上に約90度、下に約45度に動かせます。

タッチフォーカスが使えます。ファインダーを覗きながらタッチ操作ができるタッチパッド機能もあります。水平と上下に対応したデジタル水準器もあります。ISO感度は、静止画でISO100からISO25600まで使えて、拡張感度にISO51200があります。

動画では、ISO100からISO25600相当まで使えます。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。シャッタースピードの上限は、1/4000秒です。記録メディアは、メモリースティック系とメモリースティックマイクロ系、SDカードとマイクロSDカード系が使えます。

連写性能は、AFとAE追従で約11コマ/秒、ライブビューではAFとAE追従で約8コマ/秒です。307枚までの連続撮影ができます。サイレント撮影では、AFとAE追従で約3コマ/秒です。AF性能は、像面位相差AFの425点と、コントラストAFの169点が使えるファストハイブリッドAFです。

位相差AFは速度に優れて、コントラストAFは精度に優れています。動画撮影でも、ファストハイブリッドAFが使えます。Aマウントレンズでも、像面位相差AFに対応しています。AF-Cでも、瞳AFが使えます。露出補正の補正幅は±5段で、1/3と1/2刻みで補正できます。

自分の好みの適正露出値に、±1段で1/6刻みで設定できる機能もあります。動画性能は、XAVC Sの4Kの30p、100Mbpsで撮影できます。6Kから4Kへのリサイズで、動画撮影できます。XAVC SとAVCHDとMP4の全てで、MPEG-4 AVC/H.264です。

音声は、XAVC SがLPCM 2ch、AVCHDがAC-3 2ch、MP4がMPEG-4 AAC-LC 2chです。S-Log3とS-Log2ガンマに対応して、色域はS-Gamut、S-Gamut3、S-Gamut3.Cineにも対応しています。ゼブラ機能もあります。

4K動画から約800万画素、フルHD動画から約200万画素の静止画の切り出しができます。4Kフォトとは 静止画連写との違いと動画写真が台頭する?に、4Kフォトのことを書いています。HDMI同時出力もできます。

1280×720の30pのMP4を同時記録できる同時ビデオ記録の機能もあります。マイク端子はありますが、ヘッドホン端子はないです。ピント面の輪郭を色で強調できるピーキング機能があって、Aマウントレンズでも使えます。

手ブレ補正はセンサーシフト式の5軸補正で、補正効果はCIPA基準で5.0段です。α6500の大きな特徴は、この手ブレ補正が内臓にになって使えることです。動画でも手ブレ補正が使えます。手ブレ補正の効果は、静止画の撮影中に確認できます。

フレキシブルスポットと拡張フレキシブルスポットで、スポット測光と測距点の連動ができるようになっています。測距点のサイズは、スポットの標準と大から選べます。AFの検出輝度範囲は、EV-1から20です。露出制御の測光方式は、1200分割です。

フラッシュ同調速度は1/160秒で、内臓フラッシュのガイドナンバーは、ISO100で6です。ボディのトップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リヤカバーにマグネシウム合金です。シャッターは約20万回まで耐久性があります。

防塵と防滴に配慮したボディになっています。Wi-Fiと近距離無線通信のNFCがあって、GPSは内臓していません。バッテリーのNP-FW50で、CIPA基準で、静止画でファインダーで約310枚、モニターで約350枚の撮影枚数です。

USB給電でも使えます。α6500の本体のみの重さは、約410gです。

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