リコー GR 高速シャッタースピードの制限 露出補正
リコー GR 高速シャッタースピードの制限 露出補正
前の03のリコー GR フルプレススナップ機能の記事からの続きです。
リコーのGRはシャッタースピードの最高速が1/4000です。ですが、実際には、GRは1/4000秒のシャッタースピードを使える時の制限があります。GRのようなレンズ一体型のレンズシャッター機は、高速シャッタースピードが使える時の制限があるからです。レンズシャッターと高速シャッタースピードのことは、レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとはに書いています。
リコーのGRのレンズが最も明るい開放F値はF2.8ですが、そのF2.8では1/4000秒の高速シャッタースピードは使えません。F2.8で使えるシャッタースピードの上限は、1/2000秒になります。レンズシャッター機の開放F値で1/2000秒が最高速のシャッタースピードなのは、通常のことです。GRでは、F3.5のレンズの絞り値の時に1/2500秒、F4.5の時に1/3200秒、F5.6までレンズを絞って1/4000秒の最高速のシャッタースピードが使えます。リコー GRのファームウェア アップデートの機能に、シャッタースピードの上限の変更のことを書いています。
このレンズの開放F値や開放側でその機種の最高速のシャッタースピードが使えないのはリコーのGRだけではないので、GRだけが特別ではありません。1/2000秒のシャッタースピードが開放F値で使いたいのなら、レンズ交換式の一眼のフォーカルプレーンシャッター搭載機を使うことになります。
リコーのGRはその一眼レフと同等以上の性能も持っています。GRは、露出補正が±4段もできます。レンズ交換式の一眼でも±4段もできない機種もあるので、リコーのGRはその露出補正の幅が広いです。あとは、ペンタックスの一眼レフの特徴であったTAvモードがリコーのGRでも使えるようになったことが大きいです。TAvモードはGRシリーズで初搭載されましたが、ペンタックスの一眼レフの大きな魅力の一つのTAvモードが使えるGRは、TAvモードがない通常の一眼レフよりも露出モードが多彩に使えます。TAvモードについては、TAvモードの最適な撮影状況と新露出のISO感度に書いています。
次の05のリコー GRの画質の記事に続きます。
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