RICOH THETA(リコー・シータ) レビュー 比較と評価

RICOH THETA(リコー・シータ)

リコーのRICOH THETA(リコー・シータ)は、全天球撮影ができる世界初のデジカメです。RICOH THETAはデジカメと言っても、液晶画面がありません。デジカメが特に普及するきっかけになったのは液晶画面が初搭載された1995年のカシオのQV-10からで、デジカメには様々な機種があっても液晶画面があるのは当然のことになってきました。デジカメの液晶画面の便利さがあったからフィルム時代からデジカメ時代になっていきましたが、RICOH THETAはそのデジカメで当然の液晶画面がないのがまずは目を引きます。

RICOH THETAを一目見た時にはその液晶画面以外に、そのサイズと軽さが特徴です。RICOH THETAは、約95グラムしかありません。これはエントリーコンデジで特に軽い機種と言われているものよりも、さらに軽さが引き立つ機種です。RICOH THETAはその軽さでも、全天球撮影ができることが大きな魅力です。RICOH THETAは液晶画面がないので、撮った写真をRICOH THETAで見ることもできません。RICOH THETAで撮った写真は、iPhoneにWi-Fi機能で転送してiPhoneで見るか、USBケーブルを使ってパソコンに転送して見ることができます。

RICOH THETAの全天球画像の画質は、今のデジカメにしては悪いです。RICOH THETAは気軽にパノラマ写真を撮れるのが大きな強みで、高画質な全天球撮影をする機種ではないことを認識してから購入を決めたほうがいいと思います。これは、リコーの機種が画質が悪いということではありません。むしろ、リコーの機種はリコーのGRなどを見ても画質がいいです。RICOH THETAは、今のスマホの影響で特にレンズ一体型の機種の売り上げが落ちている中での、今までにない機能のデジカメを出してきたことにあります。

RICOH THETAは今のデジカメにスマホにはない追加機能の意義が言われている中で、リコーの挑戦的な機種になっています。RICOH THETAの充電は、付属のUSBケーブルに接続して充電することができます。Wi-Fi機能を使って、RICOH THETAから見えないところに移動してスマホで撮ると、撮影者が写らないパノラマ写真も撮れます。RICOH THETAでの撮影は基本的にオートですが、露出補正をすることはできます。気軽に全天球撮影ができるのはRICOH THETAだけなので、その撮影目的ならRICOH THETAしかありません。

ファームウェアを更新すると、ISO感度、シャッター優先、ホワイトバランスの設定ができます。RICOH THETA Sのレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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