E-M1 Mark IIIとE-M1 Mark IIの違いと比較
OM-D E-M1 Mark IIIとOM-D E-M1 Mark II
OM-D E-M1 Mark IIIとOM-D E-M1 Mark IIの主な違いと比較を書いています。
OM-D E-M1 Mark IIIは一見すると地味な後継機に思えますが、変わっているところも結構あります。E-M1 Mark IIIは、E-M1Xの機能も搭載して、E-M1 Mark IIよりも大きく改善しているところがあります。
E-M1 Mark IIIになって画像処理エンジンがTruePic IXになったことが、E-M1 Mark IIと複数の面での違いが出ています。手ブレ補正はE-M1Xと同じボディ単体で7段分で、5軸シンクロで7.5段分までの補正効果があります。
E-M1 Mark IIIなら、4秒のシャッタースピードまでなら、手持ち撮影できると思います。三脚が本格的にいらないようになります。最近は、三脚が使えないところも増えているので、E-M1 Mark IIIの手ブレ補正はそういう場所での撮影にも適しています。
E-M1 Mark IIでも約5000万画素のハイレゾショットが使えましたが、E-M1 Mark IIIでは手持ちでハイレゾショットが使えるようになっています。これも、三脚が使えないところでハイレゾショットで撮影できるので、撮影場面が広がっています。
ライブNDもあるので、NDフィルターを使っているような自然な減光ができるようになっています。E-M1 Mark IIIには星空AFもあって、結局は、星空はMFで撮影することになっても、AFで星空が撮影できるようになっている利便性もあります。
E-M1 Mark IIIになって搭載されたマルチセレクターが一番うれしいという声もあります。E-M1 Mark IIIになって、重要だと思われても、あまり注目されていないことに瞳AFがあります。
瞳AFと言えばソニー製のカメラが優秀なので、ソニーが瞳AFを始めたと思われていることも多いですが、実際に瞳AFを最初に搭載したのはオリンパスのカメラです。E-M1 Mark IIIは瞳AFとしてのオリンパスとして性能を高めたものなので、瞳AFを特に重視するのならE-M1 Mark IIIに買い替えるのもいいと思います。
この瞳AFも、画像処理エンジンのTrue Pic IXの処理能力の向上の力があります。シャッターユニットの耐久性は、E-M1 Mark IIは20万回でしたが、E-M1 Mark IIIでは40万回の2倍になって、これもE-M1Xと同じです。
E-M1 Mark IIIでは端子にUSBのType Cがあって、モバイルバッテリーを使っての給電までできます。100Wの給電までできるUSB Power Delivery(PD)にも対応しています。E-M1 Mark IIIとE-M1 Mark IIでは、ボディだけ見るとマルチセレクターとE-M1 Mark IIIのロゴくらいしか変わってないように見えても、機能面では色々な面で変わっているのです。
E-M1 Mark IIを下取りに出して余った金額に加えて、E-M1 Mark III分の金額を払う価値があると思います。撮影の機能だけではなく、端子と給電の性能も上がっているので、マイクロフォーサーズ機を愛用しているのなら、地味に見えてもいい後継機になっていると思います。
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