オリンパス STYLUS SH-1 レビュー 比較と評価
OLYMPUS STYLUS SH-1
オリンパスのOLYMPUS STYLUS SH-1は、35mm判換算で25mmから600mm相当のレンズを搭載した超望遠機です。実質の焦点距離は、4.5mmから108mmです。有効画素数は1600万画素で、撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、高感度のノイズが少ないセンサーです。レンズの明るさは、広角端の開放F値がF3.0で望遠端の開放F値がF6.9です。STYLUS SH-1は600mm相当までのレンズを搭載しているのに、25mmの広角側のレンズがF3.0と明るいです。スーパーマクロでは、レンズの先端から3cmまで被写体に寄れます。
STYLUS SH-1の大きな特徴で、その最大の魅力とも言えるのは、テレマクロ性能です。STYLUS SH-1は600mm相当までのレンズの焦点距離で、被写体まで40cmまで寄れます。レンズ一体型の1/2.3型はエントリー機の撮像素子サイズで、通常は背景のボケを得ることはできません。STYLUS SH-1なら、600mm相当で40cmまで寄れるので、背景をボカした写真が撮れます。600mm相当なので被写体からかなり離れるか、小さい被写体を狙うことになりますが、600mm相当で撮るのに最適な被写体なら、大きく背景をボカすこともできます。
STYLUS SH 1は、RAW撮影はできません。フルHD動画のフレームレートが60pで撮影できます。ハイスピードムービーは、フレームレートが120fps(1280x720)、フレームレートが240fps(432×324)で、撮れます。内蔵メモリーは、37MBがあります。3.0型のタッチパネル式液晶モニターで、約46万ドットです。約46万ドットは、コンデジのエントリー機並みです。ISO感度は、ISO125からISO6400まであります。手ブレ補正は、静止画に5軸のCMOSのシフト式手ぶれ補正、動画でハイブリッド5軸での手ぶれ補正があります。
STYLUS SH-1の露出制御では、マニュアル露出はできますが、絞り優先とシャッター優先がありません。マニュアル露出ができるのでオート機ではないので、マニュアル露出を使えば、絞り優先、シャッター優先よりも、露出制御ができる写真が撮れます。フォトストーリー機能があって、この機能はオリンパス式の組写真です。シャッタースピードは、1/2000秒が上限です。レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています。
STYLUS SH-1の露出補正は±2で、コンデジのエントリー機並みで露出補正幅は狭いので、その時の露出補正で写真の幅を広げる写真には向いていません。Wi-Fi機能があって、スマホをリモコンの代わりにしてリモート操作もできます。バッテリーはLI-92Bで、約380枚の撮影ができます。重さは電池とカード込みで、271グラムです。水平用の電子水準器も、あります。STYLUS SH-1の光学24倍ズームに超解像の2倍で、1200mm相当のズームができます。超解像はデジタル処理のズームですが、できるだけ画質の劣化を抑えたズーム機能です。
STYLUS SH-1は、600mm相当時に40cmまで寄れるテレマクロ性能が特に魅力があるので、このテレマクロ性能で写真が撮りたい場合には、STYLUS SH-1が購入の選択肢に入ります。
コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。
単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。
スポンサーリンク