Nikon 1 S2 レビュー 比較と評価
ニコン 1 S2
ニコンのNikon 1 S2は、2013年2月7日に発売されたNikon 1 S1の後継機です。ニコン1マウントなので、レンズの焦点距離は35mm判換算では、約2.7倍になります。有効画素数は1418万画素で、撮像素子はニコンCXフォーマットの13.1×8.8mmのスーパーハイスピードAF CMOSセンサーで、画像処理エンジンはEXPEED 4Aです。EXPEED 4AとスーパーハイスピードAF CMOSで、静止画の高感度処理と動画撮影の性能が向上しています。光学ローパスフィルターがないので、解像度重視のモデルになっています。
Nikon 1 S2のRAWは圧縮の12ビットで、記録メディアはmicroSDカードです。シャッター方式はエレクトロニックシャッターのみで、シャッタースピードの上限は1/16000です。フラッシュ同調速度は、1/60秒以下です。連写はAF追従で約20コマ/秒で、ニコンの最上位機のD4Sより、AF追従の連写コマ数が優れています。1コマ目のAF固定での連写では、RAWで約60コマ/秒も可能です。露出補正は±3段で、レンズ一体型の高級コンパクトのP7800と同じです。
Nikon1 S2のISO感度はISO200からISO12800までで、ISO12800では4枚の連写を合成してノイズを減らせるノイズリダクション機能があります。感度制限オートもできます。AF機能は、位相差AFとコントラストAFのハイブリッドAFです。シングルポイントのコントラストAFは135点で、中央部の73点は位相差AF、オートエリアは41点のAFです。フルHD動画のフレームレートが60pで撮れて、音声は内蔵ステレオマイクで感度設定もできます。1200fps設定のスローモーション動画も撮れます。
Nikon 1 S2の液晶モニターは、3型の約46万ドットです。フラッシュは内臓しています。手ブレ補正は内臓していないので、光学式VRの手ブレ補正が内蔵している1 NIKKORレンズを使う必要があります。動画時には、電子式の手ブレ補正があります。クリエイティブリングは、液晶モニターで効果を見ながら撮影できる簡易なリアルレタッチ機能です。ベストモーメントキャプチャは、シャッターを押した瞬間の前後の10枚の中から残したい画像を保存できる機能です。
Nikon 1 S2には、自動で静止画が撮れる動画中おまかせスナップもあります。モーションスナップショットは、シャッターボタンを押す前後の4秒のスローモーション動画と静止画が撮れて、映画のちょっとしたワンシーンのような記録ができます。早送り動画も撮れます。ジャンプカット動画は1秒おきに動画が撮れて、コマ送り動画のようになります。手軽な4秒動画が撮れる機能もあります。バッテリーのEN-EL22で、約270枚の撮影枚数です。
Nikon 1 S2はWi-Fi機能は非搭載で、別売のWU-1aが必要です。Nikon 1 S2の本体のみで、約190グラムです。色は、ホワイト、ブラック、レッド、イエローの4色があります。別売のLEDライトのLD-1000、ウォータープルーフケースのWP-N3は45メートルまでの水深まで水中撮影ができます。別売のマウントアダプター FT1を使えば、Nikon1 S2にNIKKORレンズを装着して、約2.7倍の焦点距離になる超望遠撮影をすることもできます。Nikon 1 S2には、キャップが不要の電動レンズバリアの1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMが付属の標準パワーズームレンズキットと、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM、1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6が付属しているダブルズームキットがあります。
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