ニコン COOLPIX P600 レビュー 比較と評価
Nikon COOLPIX P600
ニコンのCOOLPIX P600は、2013年2月21日に発売したCOOLPIX P520の後継機です。総画素数は1676万画素で、1/2.3型のCMOSセンサーです。35mm判換算で24mmから1440mm相当の焦点距離で、実質の焦点距離は4.3mmから258mmで、開放F値は広角端でF3.3で望遠端でF6.5です。1440mm相当までの光学ズームがあるので、それで十分すぎるほどの望遠撮影ができますが、P600にはダイナミックファインズームもあります。ニコンのダイナミックファインズームは、できるだけ画質の劣化がしないようにズームするデジタル処理のズームです。P600でダイナミックファインズームを使うと、35mm判換算で約2880mm相当までズームできます。
COOLPIX P600のレンズシフト式の手ブレ補正は、静止画で3.5段です。段刻みは、レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に書いてます。マクロ撮影では、レンズ面の中央から広角側で約1cmまで被写体に寄れます。電子ビューファインダーは0.2型液晶の約20万ドット相当で、視野率は約100%で、視度調節機能付きです。視度調整の範囲は、-4 ~ +4です。視度調整のことは、ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に書いています。3型液晶モニターで、約92万ドットのRGBWです。RGBWの液晶モニターは、通常のRGBの三色モニターにホワイトの一色を追加して、晴天時に液晶モニターが見にくくなるのを防いだモニターです。
COOLPIX P600の液晶モニターはバリアングル方式なので、撮影角度が自由にできます。内蔵メモリーは約56MBで、SDXCメモリーカードにも対応しています。連写性能は、16Mの4608×3456で約7コマ/秒です。サイドズームレバーもあって、焦点距離をセットできるズームメモリーもあります。多重露出撮影もできるので、印象的な撮影もできます。1920×1080のフルHD動画で、フレームレートは30pです。ISO感度はISO100からISO6400まで、ISO12800は高感度モノクロ時に使えます。露出補正幅は±2段なので、エントリーコンデジ並です。
COOLPIX P600のシャッタースピードの上限は1/4000ですが、P600はレンズシャッターなので、広角端でF7.6までレンズを絞らないといけません。レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いに、シャッタースピードの上限の違いについて書いています。EN-EL23のバッテリーで約330コマの持ちで、電池とSDカード込みで約565グラムです。Wi-Fiにも対応しています。P600はAF速度が遅いですが、1440mm相当の光学ズームが気軽に使えるのは、撮像素子が1/2.3型なのでレンズも小さくできるからです。
P610のレビューに、後継機のことを書いています。P610とP600の違いに、違いを書いています。
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