ニコン COOLPIX L30 レビュー 比較と評価

COOLPIX L30

ニコンのCOOLPIX L30は、2013年2月21日に発売されたCOOLPIX L28の後継機です。総画素数は2048万画素で、センサーは1/2.3型のCCDです。センサーは通常の表面照射型のCCDで、高感度時のノイズ処理に優れた裏面照射型のCMOSではありません。

COOLPIX L30の画像エンジンは、EXPEED C2です。レンズの焦点距離は、26mmから130mm相当で、実質の焦点距離おは4.6mmから23mmです。レンズの明るさの開放F値は、広角端でF3.2、望遠端でF6.5です。

COOLPIX L30には、ダイナミックファインズームの機能がありません。ニコンのダイナミックファインズームは、デジタルズーム時の劣化をできるだけ抑えたズーム機能です。

COOLPIX L30にはレンズシフト方式の手ブレ補正がなく、静止画でのモーション検知と手ブレ軽減の機能があります。ダイナミックファインズームも、レンズシフト方式の手ブレ補正も、どちらもニコンのコンデジには搭載されていますが、COOLPIX L30は価格を抑えた機種なので未搭載になっています。

COOLPIX L30のマクロ撮影は、レンズ先端から広角側で被写体に約10cmまで寄れます。ニコンのコンデジの中でも被写体から約10cm離れるのは、COOLPIX L30はマクロ撮影に弱い機種です。

COOLPIX L30の液晶モニターは、3型の約23万ドットです。23万ドットは最新のデジカメの中でも、ドット数が最も少ないです。内蔵メモリーが約25MBあります。記録媒体は、SDメモリーカードです。

COOLPIX L30の動画は、AVI形式です。オート機なので、マニュアル撮影はできません。マルチ連写の16コマの連続撮影ができます。女性の撮影に向いているメイクアップ効果がありますが、新機能のリップカラー、マスカラ、アイシャドウ、テカリ軽減の4つの効果が、COOLPIX L30にはありません。

COOLPIX L30は、ペットの顔を認識してピント合わせができるペットモードがあります。フルHD動画の撮影はできません。ISO感度はISO80からISO1600で、ISO1600以上の高感度撮影はできません。

COOLPIX L30は露出補正の補正幅は±2段で、これもエントリーコンデジによくある補正幅です。シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。COOLPIX L30はエントリーコンデジで機能が制限されているところもありますが、最大の魅力は単三型電池が使えることです。

最近のデジカメは専用バッテリーが多くて、特に旅行でバッテリーが切れると撮影ができなくなります。どんなカメラでもバッテリーがなくなったら使えないので、単三型電池なら旅行先でもすぐに入手できるので、バッテリーの心配がなくなります。

COOLPIX L30はエネループを使っても、他のエントリーコンデジより長持ちします。コンパクトな単三型電池機を使いたいのなら、COOLPIX L30は少ない選択肢の中に入ります。

COOLPIX L30は電池と、SDメモリーカードの込みで、約164グラムです。シルバーとレッドの2色があります。旅行の予備にCOOLPIX L30を持っていけば、いざという時に写真が取れなかったという不安がなくなります。

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