ニコン COOLPIX A10 レビュー 比較と評価

COOLPIX A10

ニコンのCOOLPIX A10の有効画素数は1614万画素で、センサーは1/2.3型のCCDです。今のコンデジのセンサーは、裏面照射型CMOSであることが大半です。裏面照射型CMOSは高感度時のノイズが減少したセンサーですが、COOLPIX A10はそれではないので、高感度撮影に向いていない機種です。

レンズの焦点距離は26mmから130mm相当で、実質の焦点距離は4.6mmから23mmです。26mmから130mmは日常的によく使う焦点距離内なので、COOLPIX A10は日常スナップに使うには合っている焦点距離です。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.2、望遠端でF6.5です。

マクロ性能は、レンズ面から被写体まで、広角側で約10cmまで寄れます。光学式の手ブレ補正はありません。動画撮影時には、電子式手ブレ補正のVRが使えます。液晶モニターは2.7型で、約23万ドットです。COOLPIX A10はニコンの最エントリーコンデジなので、モニターも最も劣ったものになっています。

ISO感度はISO80からISO1600まであって、ISO感度の手動設定ができるようになっています。COOLPIX A10が最エントリー機であることを考えると、ISO感度設定ができるのは便利に使えます。COOLPIX A10はオート撮影しかできませんが、ISO感度の設定ができるので、撮影の明暗の状況にも対応することができます。

シャッタースピードは1/2000まで使えて、シーンモードにある打ち上げ花火では4秒も使えます。記録メディアはSDカード系で、内蔵メモリーは約17MBです。連写性能は約1.2コマ/秒で、約6コマの連続撮影ができます。露出補正の補正幅は±2段で、1/3段刻みで補正できます。

レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。動画撮影は1280×720の30pで撮影できます。動画のファイルはAVI、動画の映像はMotion-JPEG、動画の音声はPCMモノラルです。内臓フラッシュはあります。ベストフェイスモードで、美肌で撮影することもできます。

COOLPIX A10は、アルカリ単3形電池の2本で使えることが大きな特徴です。最近のコンデジで単3電池が使える機種はほとんどありません。特に、海外撮影で便利に使えます。アルカリ単3電池の2本で、CIPA基準で、約200枚の撮影ができます。動画撮影では、約1時間25分の間、撮影できます。

COOLPIX A10の重さは、SDカードと電池込みで、約160gです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

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