ニコン COOLPIXA マクロAFとバッテリーの欠点

ニコン COOLPIXA マクロAFとバッテリーの欠点

前の04のニコン COOLPIX A AF速度が遅い欠点と短所の記事からの続きです。ニコンのCOOLPIX AのマクロAFのままでもマクロ以外の通常の撮影はできますが、マクロモードの近接距離まで含めてAFを合わせる範囲が広がるため、マクロAFで通常の撮影にするには、AF速度がさらに遅くなります。通常のAFモードでも速い合焦とは言えないCOOLPIX AのAFがマクロAFで通常撮影をすると、さらに遅くなるのです。通常の撮影時には、フォーカスモードセレクターで通常のAFにしておくことをお薦めします。

それでも、ニコンのCOOLPIX A通常のAFモードでは、50cmまでしか寄れません。一眼レフと違って、レンズ一体型機の場合にはレンズ先端からの距離になります(コンデジのマクロとデジタル一眼レフとミラーレスの最短撮影距離の違い)。レンズ先端から50cmまでしか寄れずに、しかも28cmの画角なので、通常のAFではかなり寄れないことになります。もちろん、10cmマクロもレンズ先端からですが、28mm広角のレンズ先端からの距離なので、そんなに寄れません。

レンズ交換式ではマクロモードがなくて、そのまま近接距離まで撮れて、しかもAFの速度はニコンのCOOLPIX Aより速く、しかもCOOLPIX Aよりも寄れるレンズは普通にあります。レンズ交換式の場合にはレンズ先端からではなく、撮像素子のセンサー面からの距離からの近接撮影が可能だからです。それに、ニコンのCOOLPIX Aには手ブレ補正がないので、低感度で撮る時には手ブレに弱くなります。COOLPIX Aで被写界深度を深く撮ろうとしてレンズを絞るとシャッタースピード稼ぐためと、さらには手ブレ対策のために、高感度撮影をしないといけません。

ニコンのCOOLPIX Aの欠点は、静止画の撮影枚数が約230枚とバッテリーが持たないことも大きいです。230枚なら、1/2.3型の安価なコンデジと同じくらいか、安いコンデジでももっとバッテリーが持つ機種もあります。COOLPIX Aの後継機で、このような機能が改善されるのではないでしょうか。リコー GRとニコン COOLPIX Aの違いに、違いについて書いています。

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