ニコン COOLPIX Aの画質 ローパスフィルターレスと感度
ニコン COOLPIX Aの画質 ローパスフィルターレスと感度
前の02のニコン COOLPIX A レビューの記事からの続きです。ニコンのCOOLPIX Aはローパスフィルターレスで解像度重視になってますが、最近は画質を特に重視する機種ではローパスフィルターを省くようになっています。ローパスフィルターがあると、どうしてもぼやけた写真になることがあるからです。ローパスフィルターレスの機種が増えてきたのは、ローパスフィルターの欠点であるモアレの対策が以前よりも改善したからです。
ニコンのCOOLPIX Aが画質がいいのは、APS-Cサイズ相当の大型センサーはもちろん、レンズ一体型に最適化されたレンズ、ローパスフィルターレスで解像度重視、それに、APS-Cサイズ以上の一眼のレンズで撮影した時の透明感がある写真も撮れます。1/2.3型や1/1/7型の小型撮像素子で撮影すると、APS-Cサイズ以上の撮像素子機と比べて、どうしてもコンデジ画質のベッタリした写真が撮れてしまいます。
APS-Cサイズ以上の撮像素子の機種を使う意味は透明感がある画質が得られることが大きな理由だと思っていますが、COOLPIX Aの写真にもその透明感があります。ニコンのCOOLPIX Aの感度は、ISO1600までは実用範囲だと思います。ただ、これも見る人によって違ので、断定などはできません。ISO1600でもノイズが出るので、気になるのならISO800までにしたほうがいいと思います。もちろん、小型撮像素子のコンデジに比べれば、かなりノイズが少ないです。COOLPIX Aでは、ニコン機の特徴である感度自動制御が使えるのも大きな長所です。
次の04のニコン COOLPIX A AF速度が遅い欠点と短所の記事に続きます。
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