EOS Kiss X7 Mのマニュアル露出でISOオート設定が可能
Kiss X7 Mのマニュアル露出でISOオート設定
前の08の「Kiss X7 APS-Cサイズのバランスで画素数は60Dと同じ画質重視」の記事からの続きです。
キヤノンのEOS Kiss X7はPのプログラム、Tvのシャッター優先、Avの絞り優先の各モードで、ISO感度のオート設定ができます。それだけでなく、MのマニュアルでもISOオート設定ができます。これが便利なところで、ペンタックスのTAvと似た機能がKiss X7でも使えることになります。ただ、ペンタックスのTAvモードは露出補正ができますが、Kiss X7のMモードでは露出補正はできません。
マニュアルモードでISOオート機能が使えるのは、ペンタックスのTAvを除けば、今のキヤノン機の一眼レフの強みにもなっています。マニュアルモードでISO感度の固定しかできないのは、フィルム時代の露出をデジカメ時代にも引きずっているからです。Kiss X7と同じ小型サイズを狙ったニコンのD3200はマニュアルモードでISOオート設定ができないどころか、TvやAvモードですらISOオート設定ができずに、ISO感度の固定しか使えません。ニコン機では、感度自動制御機能を使う必要があります。
マニュアルモードでISOオート設定ができると、レンズの絞り値とシャッタースピードを任意の数値に固定して、カメラに適切な感度設定を任せることができます。そのことで、フィルム時代にはできなかった写真表現の広がりが実現できます。他にも、Kiss X7は一眼レフなので、Adobe RGBの色空間も使えます。Kiss X7は露出補正が±5段できます。ソニーの上位機のα65の露出補正は±3段しかできないので、Kiss X7は最エントリー機でも撮影表現の幅を狭めていないのです。
次の10の「Kiss X7 世界最小 最軽量で潜在ユーザーに訴える」の記事に続きます。
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