EOS KissX7 背面液晶 ライブビューAFも実用範囲
KissX7の背面液晶とライブビューAF
前の01の「キヤノン EOS Kiss X7のレビューと比較」の記事からの続きです。
キヤノンのEOS KissX7でまず注目したいのが、ライブビュー性能の向上です。実際に使ってみると、かなりライブビューが使えるようになりました。上位機の60Dや7D、5D Mark III、6D、さらには最上位機のEOS-1D XのライブビューでのAF速度は、一昔前のコンデジの中でも特に遅かったAF並で、KissX7のライブビューのAFに比べるとかなり遅いです。上位機でも、1D Xまで含めて、ライブビュー機能はKissX7に大きく劣るのです。
KissX7のライブビューAFが速いのは、ハイブリッド CMOS AF IIを搭載しているからです。ハイブリッド CMOS AF IIは、背面液晶のライブビュー画面全体の80%で位相差AFが作動します。これも実際に使ってみると、AFの範囲が広がっているのが分かって、もっさりしていた上位機の背面液晶AFよりも本当に早くなっているのが実感できるので、使ってみてください。
同時期に発売の上位機のKiss X7iでも、Ⅱよりも一世代前のハイブリッド CMOS AFを搭載しています。ハイブリッド CMOS AFはライブビュー画面の3割くらいでしか位相差AFが作動せずに、しかも、Kiss X7よりはかなりライブビューAFは遅いです。ライブビューを使うのならX7iではなくX7のほうが高性能なので、X7のほうをお薦めします。
Kiss X7iとの違いは、kiss X7は連写速度が最高4コマ/秒で、Kiss X7iは5コマ/秒なので、連写性能はX7iのほうが1コマ優れています。Kiss X7は中央クロス9点AFセンサーでKiss X7iはオールクロス9点AFセンサーなので、X7iのほうが光学ファインダーでのAF性能が高精度です。ライブビューも使いたいのならX7、主に光学ファインダーで撮影するのならX7iがいいと思います。
次の03の「キヤノン EOS Kiss X7 スマホ層も取り込むデジタル一眼レフ」の記事に続きます。
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