K-S2とK-S1の違いと比較
K-S2とK-S1
ペンタックスのK-S2とK-S1の主な違いと比較を書いています。K-S1にはないK-S2の機能で、最も代表的な特徴はバリアングル液晶です。K-S2になって、ペンタックスの一眼レフとして初のバリアングル液晶になっています。K-S1の固定式液晶とバリアングル液晶には、モニターでの撮影の自由度もありますが、液晶画面が裏返しにして収納できる利点もあります。モニターを裏返しに収納できると、ファインダーを覗く時にモニター面が邪魔にならずに撮影に集中できる強みがあります。
それに加えて、ローアングル撮影も容易にできるようになっているので、K-S1でバリアングル液晶でなかったことで購入を悩んでいたのなら、K-S2は待望の機種になっています。もう一つの大きな違いは、防塵・防滴構造です。K-S2ではK-S1にはなかった防塵・防滴のボディになっています。K-S1で雨天時の撮影で悩んでいたり、砂がボディに入り込んでいることが気になっていた撮影者にとっても、K-S2は待望の機種になっています。
他にも、K-S2になってK-S1より機能が追加されたり、更新したことがあります。 K-S1では連写の秒間コマ数が最高で約5.4コマ/秒でしたが、K-S2になって最高で約5.5コマ/秒になっています。K-S1では約5.4コマ/秒での連続撮影枚数はJPEGのLで20コマまで、RAWで5コマまでだったのが、K-S2になって最高で約5.5コマ/秒でJPEGのLで30コマまで、RAWで9コマまでになっています。K-S2とK-S1には、どちらも最高で3コマ/秒の連写性能もあります。
最高で3コマ/秒の時の連続撮影枚数は、K-S2でRAWで15コマまでできますが、K-S1ではRAWで8コマまででした。K-S2とK-S1では、連写の秒間コマ数には、ほとんど違いはありません。違いがあるのは、連写での連続撮影枚数です。連写性能で秒間コマ数が優れていても、連続撮影枚数が少なかったら連写できないので、結局、被写体を撮影できなくなります。特に、RAWでの連写を重視するなら、RAWでの連続撮影枚数が優れているK-S2のほうがいいです。
K-S2のAFモジュールはSAFOX X(サフォックス・テン)ですが、K-S1ではSAFOX Ⅸi +( サフォックス・ナイン・アイ・プラス)だったので、AFモジュールもK-S2になって更新されています。K-S2には、K-S1にはなかった4Kインターバル動画とスターストリーム動画撮影もあります。AFの検出輝度範囲はK-S2はEV-3から18ですが、K-S1はEV-1から18でした。K-S2になって、特に、暗部でのAF性能が上がっています。-1だったのが-3まで拡大しているので、暗所での撮影が多いのならK-S2のほうが優れています。
K-S2の内臓フラッシュのガイドナンバーは約12ですが、K-S1のガイドナンバーは約10でした。K-S2になってから、通信機能が追加されたのも大きな特徴です。K-S1には、内臓の通信機能はありませんでした。K-S2になって、Wi-Fiが内臓式になって、近距離無線通信のNFCも使えるようになっています。K-S2にはK-S1にはなかった、前後の電子ダイヤルも使えて、K-S1よりも素早く設定変更ができるようになっています。K-S1からK-S2までのモデルチェンジの期間は早かったです。
その後継機までの短さから、そんなに変わっていないと思われていることがありますが、こうやって見ていくと、K-S2はK-S1にはなかった機能が新規に複数追加されていることが分かります。K-S2はモデルの更新期が短くても、K-S1の後継機としての機能がある機種になっています。ただ、新規の機能は複数追加されても、K-S2はボディの重さが増しています。K-S1は本体のみで約498gでしたが、K-S2になって本体のみで約618gになりました。100g以上増えたボディの重さをどう考えるかも、K-S1とK-S2の違いになっています。
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