EOS 5D Mark IIIとD610の違いと比較
EOS 5D Mark IIIとD610
キヤノンのEOS 5D Mark IIIと、ニコンのD610の主な違いと比較を書いています。D610は有効画素数は2426万画素で、EOS 5D Mark IIIの有効画素数は約2230万画素です。D610のファインダーの倍率は約0.7倍で、EOS 5D Mark IIIの倍率は約0.71倍です。D610は3.2型の液晶モニターの固定式で約92万ドット、EOS 5D Mark IIIは3.2型の液晶モニターの固定式の約104万ドットです。D610のISO感度の常用感度はISO100からISO6400で、ISO50相当の減感と、ISO25600相当の増感があります。
EOS 5D Mark IIIのISO感度は、ISO100からISO25600まで使えて、減感でISO50相当、増感でISO102400相当まで使えます。高感度耐性は、D610よりEOS 5D Mark IIIのほうがかなり優れています。高感度撮影をする機会が多いのなら、EOS 5D Mark IIIを購入したほうがいいです。D610のシャッタースピードの上限は1/4000秒で、EOS 5D Mark IIIのシャッタースピードの上限は1/8000秒です。フラッシュの同調速度は、D610が1/200秒で、EOS 5D Mark IIIは1/200秒です。
EOS 5D Mark IIIはCFカードとSDカードのダブルスロットで、D610はSDカードのダブルスロットです。SDカードとCFカードでは、CFカードは端子が守られているので、CFカードのほうが信頼性があります。EOS 5D Mark IIIは、RAW撮影ではM-RAWとS-RAWが使えます。連写は、D610もEOS 5D Mark IIIも最高で約6コマ/秒ですが、連続撮影枚数はD610は100コマまで、5DはUDMAモード7対応のCFではJPEGで約16270枚まで撮影できます。
EOS 5D Mark IIIは高速のCFカードが使えることもあって、D610よりも連続撮影枚数が大幅に多いです。連続撮影をする機会が多いのなら、EOS 5D Mark IIIのほうがいいです。AFの測距点数は、D610の測距点は39点で、EOS 5D Mark IIIは61点です。EOS 5D Mark IIIは35mmフルサイズのミドルクラス機で、D610はフルサイズのエントリー機なので、シャッタースピードの上限、記録メディアの信頼性や、連続撮影枚数、AFの測距点数でも性能が上回っています。
動く被写体を撮影する機会が多い場合にも、D610より被写体を捉えられる測距点数が多いEOS 5D Mark IIIを購入したほうがいいと思います。D610は露出制御の測光方式は2016分割RGBセンサーで、EOS 5D Mark IIIは63分割です。露出の測光精度は、D610のほうが優れています。D610は35mmフルサイズのFXフォーマットの他にAPS-Cサイズ相当のDXフォーマットもあるので、DXレンズを使うと焦点距離が約1.5倍で撮影できますが、EOS 5D Mark IIIは35mmレンズしか使えません。
D610はスポット測光枠とAF枠が連動して露出も連動しますが、EOS 5D Mark IIIはスポット測光枠の移動と露出は連動しません。動画は、D610は1920×1080の30pで、EOS 5D Mark IIIも同じです。D610にはガイドナンバーが約12の内臓フラッシュがありますが、EOS 5D Mark IIIはフラッシュは内臓していません。D610もEOS 5D Mark IIIも、シャッターユニットの耐久性は約15万回で同じです。D610のバッテリーはCIPA基準で約900枚、EOS 5D Mark IIIはCIPA基準で約950枚です。
D610は本体のみで約760g、EOS 5D Mark IIIは本体のみで約860gです。D610のレビューと比較と、EOS 5D Mark IIIのレビューと比較を書いています。
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