動画の撮って出しとYouTube

動画の撮って出し

動画になると静止画の写真とは違って、しっかり動画編集しないといけないと思って、YouTubeにアップロードする時にも、映像制作会社のような動画編集を考える必要はありません。

ウェブ上に写真をアップロードする時にはJPEGで写真を撮ってそのまま載せるか、数分程度の編集で掲載することが大半です。

YouTubeでは、編集を一切しないで撮ったままの無編集動画をアップロードすることもあります。それに、動画の生配信では編集をしないでそのままです。

JPEGの撮って出しは以前から言われていて、特に、富士フィルムのフィルムシミュレーションはJPEGの撮って出しに適していて、使われてきています。

JPEG撮影はRAWより上級者向け

JPEGの撮って出しがあるので、動画の撮って出しもあります。動画編集の質が重視されるのは、映像制作会社のポストプロダクション作業が必要な、放送業界のテレビ番組の制作や、映画制作です。

動画の撮って出しでも視聴者が問題なく見るのは、個人がしているYouTubeで、無編集の動画でも多くの視聴者に受け入れられていることでも分かります。

センサーサイズがAPS-Cに近いスーパー35のシネマカメラでは、カラーグレーディングを含めたポストプロダクションの動画制作をしていますが、重要なのは視聴者がどう思うかです。

今の一眼動画では、Log撮影ができます。Log撮影はカラーグレーディングを前提にしています。Log撮影をしたら、動画編集は必ずしないといけないし、色調整に時間が取られてしまいます。

Log撮影をするのは、後で編集をすると画像が壊れてしまうからと言うのですが、これもJPEGと同じです。JPEG写真の数分程度の編集であれば、見る人のほとんどには画像が破綻していると思うような不自然さはありません。

動画も写真と同じように考えればいいだけで、見る人が問題なければ、映像制作会社の言うことは聞く必要はありません。

そこで適しているのが、富士フィルムのフィルムシミュレーションです。JPEG撮って出しにも、動画の撮って出しにも、フィルムシミュレーションが使えます。

富士フィルムの一眼動画は、X-T4はYouTuberに最適なカメラにも書きましたが、X-T4から本格的に、YouTuberに使える一眼カメラになりました。

富士フィルムのフィルムシミュレーションは動画でも使えるので、YouTubeでそのまま色の編集を一切せずに、そのままでアップロードしても何も問題ありません。JPEG撮って出しと同じで、動画の撮って出しで十分です。

フィルムシミュレーションを動画でも使えば、編集なしの手抜き動画でも十分に印象的な動画になって、下手な映像制作会社のカラーグレーディングより優れているので、そのままの動画撮影時の色で使えます。

個人のYouTubeはテレビ番組や、映画とは違うので、動画の撮って出しでも十分です。YouTubeは無編集でもいいくらいなので、あとは、編集するにしてもテキストや、カットなどの簡単な編集くらいでいいと思います。

JPEGの撮って出しがあるのに、動画では撮って出しは許されないのはおかしいし、実際、動画の撮って出しに適したフィルムシミュレーションもあるので、動画の撮って出しのままでアップロードした手抜き動画でもいいと思います。

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