D810とEOS 6Dの違いと比較

D810とEOS 6D

ニコンのD810とキヤノンのEOS 6Dの主な違いと比較を書いています。D810の有効画素数は3635万画素で、EOS 6Dの有効画素数は約2020万画素です。レンズはニコンFマウントとキヤノンEFマウントですが、D810は35mmフルサイズ以外の撮像範囲も使えます。D810は35mmフルサイズになるFXフォーマットの他に、焦点距離が1.2倍の30×20の撮像範囲の1.2×、焦点距離が1.5倍になる24×16の撮像範囲のDXフォーマット、5:4の30×24も使えます。

D810のファインダーの視野率は約100%で倍率は約0.7倍、6Dのファインダーの視野率は約97%で倍率は約0.71倍です。D810のシャッタースピードの上限は1/8000秒で、EOS 6Dは1/4000秒です。D810は、ミラーアップ撮影の時には電子先幕シャッターが使えます。フラッシュの同調速度はD810は1/250秒、EOS 6Dは1/180秒以下です。D810の静止画のISO感度では常用感度はISO64からISO12800で、減感と増感ではISO32からISO51200相当まであります。

EOS 6Dの常用感度はISO100からISO12800で、減感と増感でISO50からISO102400相当まで使えます。6Dは、一眼レフの中でも特に高感度ノイズが少ない機種です。高感度側を使う撮影が多いのなら、D810よりもEOS 6Dを購入したほうがいいです。AF機能は、EOS 6Dは測距点が11点で、D810の測距点は51点です。EOS 6DはAFの測距点数がエントリー一眼レフ並みなので、動体撮影をするにはD810を使ったほうがいいです。D810の連写はFXフォーマットの秒間コマ数で最高で約5コマ/秒、連続撮影枚数は100枚ですが、シャッタースピードが4秒以上の光跡写真では枚数は無制限です。

EOS 6Dの連写の秒間コマ数は最高で約4.5コマ/秒で、静音連続撮影では最高で約3コマ/秒ができます。連続撮影枚数は、UHS-I対応のSDカードでは、JPEGで約1250枚までできます。D810はSDカードとCFカードのダブルスロット、EOS 6DはSDカードのシングルスロットです。D810のRAWは、LとSの選択ができます。EOS 6Dの露出制御の測光方式は63分割で、D810は91Kピクセル(約91000ピクセル)RGBセンサーです。D810のほうが露出の測光精度がEOS 6Dよりもかなり優れていて、露出の正確性があります。

D810はスポット測光枠に露出も連動しますが、EOS 6Dは連動しません。6Dには内臓フラッシュがないですが、D810はガイドナンバーが約12の内臓フラッシュがあります。6Dの動画は1920×1080のフルHDで30pで、D810はフルHDの60pです。6Dは内蔵モノラルマイクで、D810は内臓ステレオマイクです。D810は3.2型の液晶モニターの約122.9万ドットのRGBWで、6Dは3.0型の約104万ドットです。D810のRGBWはホワイト画素を追加しているので、6Dよりも屋外で見やすい液晶モニターです。

D810のバッテリーはCIPA基準で約1200コマで、6DはCIPA基準で約1090枚のバッテリーの持ちです。CIPA基準ではフラッシュを50%発光して計測するので、フラッシュがない6DでD810よりも撮影枚数が少ないです。D810はフラッシュ発光なしでは、約3860枚の撮影ができます。6Dは本体のみで約755g、D810は約880gです。動体撮影ならD810で、静的撮影ならEOS 6D、高感度をよく使う時にはEOS 6Dと強い被写体に違いがある機種です。

ここに書いていないD810の機能は、D810のレビューと比較に書いています。EOS 6Dのレビューと比較も書いています。

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