CASIO EX-ZR60 レビュー 比較と評価

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR60

カシオのHIGH SPEED EXILIM EX-ZR60の総画素数は1679万画素で、1/2.3型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、従来の表面照射型よりも高感度時のノイズが減少したセンサーです。画像処理エンジンは、EXILIMエンジンHS Ver.3です。レンズの焦点距離は、25mmから250mm相当で、実質の焦点距離は4.5mmから45.0mmです。

レンズの開放F値は、広角端でF3.5、望遠端でF6.5です。マクロ性能は、レンズの先端から広角端で、被写体まで約5cmまで寄れます。手ブレ補正には、5軸対応のHS手ブレ補正があります。EX-ZR60には、ファインダーはありません。液晶モニターは3.0型の約92万ドットで、チルト式で180度に動かせて自分撮りができます。

フロントシャッターもあるので、縦位置撮影の自分撮りでも便利に使えます。セルフィータイマーでは、フロントシャッターを押すとタイマー撮影ができます。セルフィーアートでは、フェアリーやハイキーなどの効果で撮影できます。モーションシャッターもあるので、カメラから離れての自分撮りも便利にできます。

静止画でのISO感度はISO80からISO3200です。静止画での連写合成でのHSナイトショットを使えば、ISO25600まで使えます。シャッタースピードの上限は1/1000秒で、プレミアムオートPROでは1/4000秒まで使えます。記録メディアはSDカード系で、内臓メモリーは48.9MBあります。

連写性能はAF追従で約6コマ/秒で、16Mの記録画素数で30コマ/秒で、30枚までの連続撮影もできます。EX-ZR60は、CIPA基準で、起動時間は約1.2秒、AF時間は約0.14秒、レリーズタイムラグは約0.015秒、撮影間隔は約0.26秒です。露出補正の補正幅は±2.0です。±2.0までしかないのは、最エントリーコンデジの補正幅です。

補正ステップ数は、1/3EVステップです。動画性能は、フルHDの1920x1080の30fpsで撮影できます。動画撮影中の光学ズームも使えます。タイムプラス動画と、1000fpsのハイスピードムービーも撮れます。動画撮影中でも16Mの記録画素数で10コマ/秒で連写できて、1度に7枚まで記録できます。動画終了時までには28枚の静止画撮影ができます。

動画のファイル形式はMOV、動画の映像はH.264/AVC、動画の音声はIMA-ADPCMのモノラルです。マイクはモノラルで、スピーカーもモノラルです。スマホに画像を自動送信できるエクシリムオートトランスファーもあります。アートショットの宙玉(そらたま)は、EX-ZR60でも使えます。

内臓フラッシュもあります。Wi-Fiもあるので、リモート撮影もできます。クイックコラージュの組写真、広角端で固定して撮る全焦点マクロも、EX-ZR60でも使えます。超解像ズームにデジタルズームも使って被写体をさらに拡大できるルーペ機能もあります。 バッテリーのNP-160で、CIPA基準で、静止画では約280枚、エコモードで約340枚、フルHD動画の実撮影時間は約1時間です。USB充電もできます。EX-ZR60の本体のみの重さは、約175gです。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

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