Canon PowerShot G5 X レビュー 比較と評価
PowerShot G5 X
キヤノンのPowerShot G5 Xの総画素数は約2090万画素で、撮像素子は1.0型の裏面照射型CMOSです。裏面照射型は、従来の表面照射型よりも高感度時のノイズが抑えられたセンサーです。画像処理エンジンはDIGIC 6です。レンズの焦点距離は24mmから100mm相当で、実質の焦点距離は8.8mmから36.8mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF1.8、望遠端でF2.8です。マクロ性能は、レンズ面から被写体まで、広角端で5cm、望遠端で40cmまで寄れます。G5 Xのレンズは1.0型で、1/2.3型や1/1.7型より余裕のある大きさなので、レンズもF11まで絞ることができます。
レンズの絞り羽根枚数は9枚なので、円形に近いボケ味も出せます。最短撮影距離時の撮影範囲は、アスペクト比が3対2で、広角端で94mm×63mm、望遠端で150mm×100mmです。画質の劣化を抑えられるプログレッシブファインズームでは、約1200万画素の時にも、264mm相当までのズームができます。デジタルテレコンでは、約2.0倍の48mm相当が使えます。デジタルテレコンとはに書いていますが、デジタルテレコンは便利に使えます。G5XのオートNDフィルターは、レンズの絞りとシャッタースピードとISO感度でも適正露出にならない場合に3段分の減光を自動でして撮影できます。
オートNDフィルターは、オンとオフができます。レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割に、段数のことを書いています。手ブレ補正は、静止画では光学手ブレ補正で補正効果はCIPA基準の望遠端で3段で、動画では5軸手ブレ補正が使えます。電子ビューファインダーは0.39型の約236万ドットで、アイポイントは22mmで、視野率は100%です。アイセンサー付きなので、モニターとEVFが自動で切り替わります。液晶モニターは3.0型の約104万ドットで、アスペクト比は3対2です。バリアングルタイプで裏返しにも収納できるので、EVFを覗く時にモニター側に鼻が付くのも防げます。
モニターはタッチパネルに対応して、タッチシャッターもできます。バリアングルモニターを使って、自分撮り用の撮影モードもあります。ISO感度は、ISO125からISO12800まで使えます。シャッタースピードの上限は、1/2000秒です。バルブ撮影もできます。記録メディアはSDカード系で、UHS-Iにも対応しています。連写の秒間コマ数は、被写体にピント固定で、約5.9枚/秒です。AF追従のサーボ時には、約4.4コマ/秒です。AFの測距点数は31点あります。露出補正の補正幅は±3段で、補正ステップ数は1/3段です。動画性能はフルHDの1920×1080のフレームレートが60pで撮影できて、動画撮影中のシャッタースピードが1/8秒でも撮影できます。
動画には自動水平補正の機能もあって、動画中の光学ズームも使えます。動画のファイル形式はMP4で、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はMPEG-4 AAC-LCのステレオです。ステレオ音声のスピーカーもあります。MF拡大機能があって、10倍に拡大することもできます。電子ダイヤルがカメラ前面の右にあってレンズの絞りやシャッタースピードなどを調整できて、露出補正ダイヤルもあります。レンズ部にはコントローラーリングもあって、そこでもレンズの絞りやシャッタースピードの調整ができます。被写体のピント面の輪郭を色で強調するピーキング機能もあります。
RAWは14ビットで記録できます。内蔵フラッシュもあります。アクセサリーシューもあるので、スピードライトの600EX-RT、430EX III-RT、320EX、270EX II、ハイパワーフラッシュのHF-DC2も使えます。Wi-Fiと近距離無線通信のNFCも使えます。スマホのGPSを使って、写真に位置情報の追加もできます。氷点下は動作環境外です。ボディー背面にAEロックボタンもあります。前面グリップは出っ張りがあって握りやすく、背面にサムグリップもあります。レンズはインナーフォーカス式で、レンズ銅鏡の小型化にもつながっています。バブル撮影では、ISO3200で256秒の撮影ができます。
星空モードでの星のピント調整もできて、星空軌跡での軌跡のシャギー感も抑えて撮影できます。星空ポートレートのモードもあります。星空インターバル動画では、制限なくバッテリー容量まで撮影できます。6種類の写真を撮影できるクリエイティブショットに、クリエイティブショットムービーもあります。静止画と動画を記録するプラスムービーオートで、1日分に動画をまとめたダイジェストムービーの機能もあります。ホワイトバランスでは、日陰も設定できます。バッテリーのNB-13Lで、CIPA基準で、ファインダーで約215枚、モニターで約210枚の撮影ができます。
マニュアルモードで、シャッタースピードと絞り値を決めてISO AUTOの時でも露出補正ができます。TAvモードの最適な撮影状況と新露出のISO感度に、そのISO AUTOでの露出補正のことも書いています。エコモードでは、CIPA基準で約320枚の撮影ができます。動画撮影可能時間は、キヤノンの測定基準で約40分です。USB充電もできるようになっています。G5 Xの本体のみの重さは、約353gです。
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