Canon IXY 180 レビュー 比較と評価

IXY 180

IXY 180の有効画素数は約2000万画素で、センサーは1/2.3型CCDです。最近のコンデジは裏面照射型CMOSの機種が多いですが、IXY 180は違います。裏面照射型CMOSは高感度時のノイズが減少したセンサーですが、IXY 180は高感度撮影に向いていないCCDの機種です。

画像処理エンジンはDIGIC 4+です。レンズの焦点距離は28mmから224mm相当で、実質の焦点距離は5mmから40mmです。レンズが最も明るい開放F値は、広角端でF3.2、望遠端でF6.9です。マクロ性能は、レンズの先端から被写体まで、広角端で1cmまで寄れます。

最短撮影距離時の撮影範囲は、広角端で23×18mm、望遠端で225×169mmです。できるだけ画質劣化しないデジタル処理のプログレッシブファインズームで、2048×1536画素の約315万画素で896mm相当までズームできます。IXY 180には、光学式の手ブレ補正がありません。

224mm相当までの光学ズームがある機種で、光学式の手ブレ補正がないので、IXY 180の望遠撮影では手ブレが心配になります。プログレッシブファインズームを使うと手ブレするので、どこかに固定して使ったほうがいいです。液晶モニターは2.7型の約23万ドットです。

モニターの品質は、エントリーコンデジの中でも最も劣ったものになっています。ISO感度は、ISO100からISO1600まで使えます。撮影の露出モードはオート撮影機なので、シャッター優先などはありません。シャッタースピードの上限は1/2000秒で、15秒も使えます。

記録メディアはSDカード系で、FlashAirに対応しています。約0.8枚/秒の連写ができます。露出補正の補正幅は±2段で、1/3段ステップで補正できます。動画は1280×720の25fpsで、約15Mbpsのビットレートで撮影できます。動画中の光学ズームができます。

動画のファイルはMOV、動画の映像はH.264、動画の音声はリニアPCMのモノラルです。内臓フラッシュがあります。Wi-Fiは使えません。バッテリーのNB-11Lで、CIPA基準で、エコモードで約300枚の撮影枚数です。IXY 180の本体のみの重さは、約111gです。

IXY 200のレビューに、後継機のことを書いています。

コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。

単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。


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