CANON IXY 100F レビュー 比較と評価
CANON IXY 100F
CANONのIXY 100Fは、2013年の3月7日に発売されたIXY 90Fの後継機で、基本的な機能はIXY 100Fも前機種のIXY 90Fも同じです。1/2.3型CCDで総画素数が約1660万画素で、画像エンジンはDIGIC4です。キヤノンの最新の映像エンジンはDIGIC6なので、IXY 100FのDIGIC4は二世代前の映像エンジンです。IXY 100Fの通常感度がISO100からISO1600ですが、IXY 100Fは裏面照射型の撮像素子でもなくDIGIC4なので、通常感度の高感度域がISO1600までと狭くなっています。
IXY 100Fの画質は高感度撮影に強い機種ではないので、高感度で撮影するとノイズが目立ちます。高感度時にもノイズが少ない機種がいいなら、裏面照射型の撮像素子を採用している機種がいいです。IXY100F以上のクラスのキヤノン機の撮像素子は裏面照射型なので、高感度撮影がIXY 100Fよりも強い機種がいいなら、IXY 100F以上を購入したほうがいいです。DIGIC4の機種は、最新のキヤノン機のDIGIC6の機種と比べると、特にノイズが目立ちます。IXY 100Fはローライト時にはISO6400まで使えますが、ノイズがかなり出てザラザラになります。
IXY 100Fは、28mmから224mm相当の光学ズームレンズです。広角端と望遠端の開放F値は、それぞれF3.2からF6.9です。IXY 100Fは、広角端のマクロで1cmまで寄れるのが強みになっています。IXY100Fの液晶モニターはタッチパネルが非搭載で2.7型で約23万ドットなので、エントリーコンデジの中でも特にドット数が少ない機種です。
IXY 100Fはラージ時の約1200万画素時のプログレッシブファインズームの16倍で448mm相当まで、ズームできます。プログレッシブファインズームは光学ズームではないですが、約1200万画素のラージで使えば等倍で見なければ使えるズーム機能です。その望遠端までズームした時のIXY100Fの手ブレ補正効果は約2.5段です(レンズの絞りとシャッター速度の1段刻みとその役割)。
IXY 100Fはマニュアル撮影ができないオート機です。1280×720の25fpsの動画が撮れますがフルHD動画は撮れませんが、動画中の光学ズームは可能です。Wi-Fiが使えるので、スマホやタブレットに写真が転送できます。IXY 100Fはエコモード時に約275枚の撮影枚数が可能なので、エントリーコンデジにしてはバッテリーが持つのも魅力になっています。IXY100Fはデジタルテレコンが使えます。デジタルテレコンや広角側の焦点距離が望遠側に移動して、レンズが明るいまま使用できるキヤノンのコンデジでも特に便利な機能です。デジタルテレコンを使えば、レンズが明るいままシャッタースピードが稼げます。手ブレは、IXY 100Fのセルフタイマーを使ってその間にしっかりとIXY 100Fを構えることでも防げます。
Canon IXY 120のレビューと比較に、後継機のことを書いています。
コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。
単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。
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