EOS M3とEOS M2の違いと比較
EOS M3とEOS M2
EOS M3とEOS M2の主な違いと比較を書いています。EOS M2は有効画素数が約1800万画素でしたが、EOS M3になって有効画素数が約2420万画素に高画素化しています。EOS M2の画像処理エンジンはDIGIC 5でしたが、EOS M3はDIGIC 6です。EOS M3とEOS M2にEVFがないのは同じですが、EOS M3には236万画素で90度のチルト式の別売のEVF-DC1が使えます。EOS M2の液晶モニターは固定式でしたが、EOS M3のモニターは下に45度に動くのに加えて、上に180度に向けて自分撮りもできます。
EOS M3には、水平とあおりに対応した電子水準器もあります。連写の秒間コマ数は1枚目にAFを固定してEOS M3は最高で約4.2コマ/秒ですが、EOS M2は最高で約4.6コマ/秒でした。後継機のEOS M3になって、秒間の連写枚数が少しだけ落ちています。EOS M2の連続撮影枚数はUHS-IカードでもJPEGラージとファインで約17枚ですが、EOS M3は約1000枚です。JPEGで連写枚数を稼ぐ場合は、EOS M3のほうがかなり優位です。
EOS M2はRAW+JPEGのラージとファインで約3枚の連続撮影枚数だったのが、EOS M3では約4枚になっています。EOS M2のAFの測距点数は最大で31点だったのが、EOS M3になって49点になっています。EOS M2のAFはハイブリッド CMOS AF Ⅱでしたが、EOS M3はハイブリッド CMOS AF IIIになって、速度に優れる位相差AFの配置を変えて、AFの合焦の速度がEOS M2よりも約3.8倍の速度になっています。EOS M2は動画のファイル形式がMOVでしたが、EOS M3はMP4になりました。
EOS M3になって、コントローラーホイールにMFボタンが新設されて、MFピーキングも追加されています。EOS M3ではモードダイヤルと露出補正ダイヤルも新設されて、シャッターボタンの周囲に電子ダイヤルもあります。EOS M3はEOS M2に比べて、マニュアル撮影ができるように、機能とデザイン面で強化されたモデルです。EOS M3には、ポップアップ式の内蔵ストロボがあります。EOS M3にはクリエイティブアシスト機能も追加されて、これはリアルレタッチ機能のようなものです。
EOS M3には、エコモード、写真を撮る直前の動画も記録できるプラスムービーオートもあります。EOS M3は写真や動画の保存に使えるConnect Station CS100に対応しています。EOS M3ではスマホに動画転送もできるようになって、短距離無線通信のNFCも使えます。EOS M2のAFの検出輝度範囲はEV1から18だったのに、EOS M3になってEV2から18になっています。EOS M3のほうが暗所でのAF性能が落ちているように見えますが、EOS M3はEOS M2とは違ってEF-M22mm F2 STMのレンズを使って測っています。
EOS M2ではEF-M22mm F2 STMレンズを使ってなかったので、レンズの違いが検出輝度範囲に出ています。バッテリーの撮影枚数はEOS M3は常温で約250枚、低温で約185枚で、EOS M2は常温で約230枚、低温で約200枚です。EOS M3のほうが常温で少し持って、EOS M2のほうが低温で少し持ちます。EOS M3のバッテリーはLP-E17で、EOS M2はLP-E12でした。EOS M2は本体のみで約238gでしたが、EOS M3は本体のみで約319gなので81g重くなっています。
EOS M3にはモードダイヤルも新設して、シャッター優先や絞り優先、マニュアル撮影もダイヤルで直感的に選択できるようになったところや別売のEVFが使えるようになったところを見ても、EOS M2よりもマニュアル撮影がよりしやすくなった後継モデルになっています。
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