EOS Kiss M レビュー 比較と評価
EOS Kiss M
キヤノンのEOS Kiss Mの総画素数は約2580万画素で、撮像素子は約22.3×約14.9mmのAPS-Cセンサーです。画素ピッチの計算方法とセンサー別の数値の意味に画素ピッチのことを書いていますが、EOS Kiss Mは基準以下の画素ピッチです。
画像処理エンジンはDIGIC 8です。ファインダーは0.39型の約236万ドットです。モニターは、3.0型の3対2の約104万ドットです。バリアングル式なので、モニター面を裏にして閉じることもできます。
モニターには2軸の電子水準器が表示できて、格子状のグリッドも表示できます。MF拡大表示では10倍までできて、MFピーキングで、ピント面の輪郭を色で強調しながら撮影できます。
ピントとは 点でなく面で合う実像面に、ピント面のことを書いています。タッチパネルでの左手操作に合わせて、モニターのカスタマイズをすることもできます。ファインダーを覗きながら、モニターでAF操作もできます。
ISO感度はISO100からISO25600まで設定できて、ISO51200相当の拡張感度もあります。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。シャッタースピードの上限は、1/4000秒です。
サイレントモードで静音撮影もできます。記録メディアはSDカード系です。連写性能は、AF追従で約7.4コマ/秒です。AF性能はディアルピクセルCMOS AFで位相差AFが使えるので、モニターのライブビューでもAFの速度が速いです。
AFの測距点数は、最大で143点の測距点です。瞳AFも使えます。AFフレームサイズを小にもできます。露出補正の補正幅は±3段です。動画は4Kの3840×2160の24pで撮影できます。動画のファイル形式はMP4、動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264、動画の音声はMPEG-4 AAC-LCです。
4K動画は、カメラ内で静止画に切り出せます。4Kフォトとは 静止画連写との違いと動画写真が台頭する?に、4Kフォトのことを書いています。タイムラプス動画も使えます。内蔵ステレオマイクもあります。
ホワイトバランスのオートに、ホワイト優先と、温かい赤めに写る雰囲気優先があります。EOS Utilityで、パソコンの画面でピントを確認しながら、リモート撮影ができます。
EOS Kiss Mには、手ブレ補正は内臓していません。EOS Kiss MにはデュアルセンシングISと呼ばれる機能があって、その機能に対応したレンズなら、CMOSのセンサーからの情報でブレを検出して、手ブレ補正に生かせます。
EOS Kiss Mには、RAWのCR3があります。CR3は、画素数をそのままで画質を通常のRAWより少し落としたC-RAWがあって、ファイルサイズを小さくできます。C-RAWがあることで、今まであったM-RAW、S-RAWがなくなっています。
EOS Kiss Mで、カメラ内RAW現像もできます。カメラ内RAW現像はどんな時に使えばいいのかに、書いています。AFの検出輝度範囲は、ISO100のEF-M22mm F2 STMレンズ使用で、EV-2から18です。
ストロボ同調の最高シャッター速度は、1/200秒です。通信機能は、Wi-Fi、近距離無線通信のNFC、Bluetoothがあります。バッテリーの撮影枚数は、LP-E12で、CIPA基準で約235枚です。
EOS Kiss Mの本体のみの重さは、約351gです。EOS Kiss Mのボディ色には、ホワイトとブラックの2色があります。EOS Kiss Mは、スマホよりも明らかに背景がぼかせる印象的な写真が撮れて、特に高感度時のノイズがスマホよりかなり少ないので、軽いミラーレス一眼でのインスタ映えも視野に入れた機種になっています。
EOS Kiss M2のレビューに、後継機のことを書いています。
コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とはに、コンデジでも訴える力のある写真が撮れることを書いています。スマホとコンデジの画質と決定的な違いに、スマホとコンデジのことを書いています。
単焦点がズームレンズより画質がいい理由とフレアとゴーストに、レンズのことを書いています。コントラストを下げて撮影したほうがいいことなどをデジカメのダイナミックレンジ ラチチュードを拡大でお薦め設定に、書いています。コンデジのフルマニュアル撮影とオート機能との違いに、マニュアル撮影の利点を書いています。日の丸構図は悪くないも書いています。関連記事は下にあります。
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