Canon EOS 80D レビュー 比較と評価
EOS 80D
キヤノンのEOS 80Dは、2013年8月29日に発売された70Dの後継機です。80Dの有効画素は約2420万画素で、約22.3mm×14.9mmのAPS-C相当のセンサーで、画像処理エンジンはDIGIC 6です。ファインダーの倍率はAPS-C相当で約0.95倍で、視野率は約100%、アイポイントは約22mmです。視度調整の範囲は、約-3.0から+1.0です。ディオプター 眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。フォーカシングスクリーンは固定式で、ファインダーに水準器の表示もできます。
液晶モニターは、アスペクト比が3対2の3.0型の約104万ドットです。タッチパネル式で、水準器も使えます。バリアングル式なので、撮影の自由度があります。ライブビューでデュアルピクセルCMOS AFによる像面位相差AFが使えるので、モニターでの静止画と動画撮影でも、従来のコントラストAFよりはAF速度が速く使えます。コントラストAFは精度に優れて、位相差AFは速度に優れます。ISO感度は、ISO100からISO16000までの常用感度で使えて、補正幅は1/3段と、1段で補正できます。
拡張感度は、ISO25600相当が使えます。拡張感度 基準感度 常用感度の画質の違いに、拡張感度のことを書いています。シャッタースピードの上限は1/8000秒で、30秒まで設定できて、バルブ撮影もできます。ストロボの同調最高シャッター速度は1/250秒です。記録メディアはSDカード系で、Eye-Fiカードにも対応しています。連写性能は、秒間コマ数は、AF追従で約5.0コマ/秒で、ソフト連続撮影では約3.0コマ/秒です。連続撮影枚数は、JPEGラージとファインでは約110枚です。
RAW+JPEGラージとファインでは約22枚の連続撮影枚数です。80Dには、被写体追従性能のAIサーボAF IIが搭載されています。AFの測距点数は45点ですが、クロス測距点も最大で45点あるオールクロスです。80Dはミドルクラス機であるのに45点でオールクロス実現したのは、以前のミドルクラスから考えると、AF性能の先進性も感じます。F8でも、27点に対応しています。露出補正の補正幅は±5段で、補正幅は1/3と1/2段です。
動画機能はフルHDの1920×1080の約60pで撮影できて、動画のファイル形式はMOVとMP4です。動画の映像はMPEG-4 AVC/H.264で、動画の音声はMOVがリニアPCM、MP4がAACです。ショートムービーが作れて、ビデオスナップ機能とタイムプラス動画の機能もあります。ステレオマイクが内蔵していて、外部ステレオマイク端子もあります。フリッカー低減も使えます。80Dを縦位置にしても使えるように、AFフレームを設定できます。
色検知AFもあるので、人肌に合わせてピント合わせもできます。80Dでは測距点乗り移り特性も使えて、45点自動選択AFもできます。4枚の画像を合成してノイズを減らすマルチショットノイズ低減機能もあります。RAWには、M-RAWの1350万画素と、S-RAWの600万画素があります。AFの検出輝度範囲は、中央の測距点のF2.8でEV-3から18です。周辺の測距点では、-3もありません。露出制御の測光方式は、7560画素RGB+IR測光の63分割です。
ガイドナンバー約12の内臓フラッシュがあります。防塵と防滴のボディで、氷点下では動作環境外です。Wi-Fiが使えて、近距離無線通信のNFCの機能もあります。バッテリーのLP-E6N/LP-E6で、CIPA基準で、ファインダー撮影の常温で約960枚、ライブビュー撮影の常温で約300枚です。ヘッドフォン端子もあります。EOS 80Dの本体のみの重さは、約650gです。EOS 80Dには、EF-S18-55 IS STM レンズキットと、それにEF-S55-250mm IS STMが付いたダブルズームキットがあります。
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