α9とα7S IIの違いと比較

α9とα7S II

α9とα7S IIの主な違いを書いています。α9は35mmフルサイズ初のメモリー内蔵の積層型CMOSで、α7S IIは35mmフルサイズなのに画素数を抑えて高感度耐性を良好にしたことが、最大の違いです。

α9の有効画素数は約2420万画素で、α7S IIの有効画素数は約1220万画素です。EVFはα9が0.5型の368万6400ドットで、α7S IIは0.5型の約236万ドットです。

α9のモニターは3.0型の144万ドットのタッチパネル式で、α9とα7S IIは3.0型の約123万ドットでタッチパネルは使えません。

ISO感度は、α9はISO100からISO204800までですが、α7S IIはISO50からISO409600まであります。シャッタースピードの上限は、α9は1/32000秒まで、α7S IIは1/8000秒です。

α9はアンチディストーションシャッターが優れているので、電子シャッターの動体撮影でも歪みが抑えられています。連写は、α9は電子シャッターでAFとAE追従で20コマ/秒で、α7S IIは1コマ目にピント固定でも約5コマ/秒です。

α9はスポーツ撮影、α7S IIはポートレート撮影に向いています。α9は、電子シャッターの連写でブラックアウトしません。AFの測距点数は、α9の像面位相差AFで693点で、α7S IIはコントラストAFで169点です。

α9はコントラストAFでは25点ですが、α7S IIには位相差AFはありません。α9には4Dフォーカスがあります。α9は像面位相差AFで、開放F11まで測距できます。

α7S IIの動画は、S-Log3にも対応しています。α9にはジョイスティックのレバーがあってAF-ONボタンもあります。AFの検出輝度範囲は、α9はISO100でF2.0レンズでEV-3から20で、α7S IIは同じ条件で-4から20なので、暗所のAFはα7S IIのほうが優れています。

α9は有線LAN端子で通信することもできて、FTP転送のFTPSで暗号化もできます。バッテリーの撮影枚数は、α9は新型のNP-FZ100で、CIPA基準でファインダーで約480枚、液晶モニターで約650枚です。

α7S IIは旧型のNP-FW50で、CIPA基準で、ファインダーで約310枚、液晶モニターで約370枚です。このバッテリーの持ちにもかなり違いがあります。α9の本体のみの重さは約588gで、α7S IIの本体のみの重さは、約584gです。

α9とα7S IIの主な違いと比較を書いてきましたが、それぞれの機種のことは、α9とα7S IIの記事に書いています。

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