α9と1D X Mark IIの違いと比較

α9と1D X Mark II

α9と1D X Mark IIの主な違いを書いています。α9は35mmフルサイズ初のメモリー内蔵の積層型CMOSです。このCMOSがあることでα9は電子シャッターが優れていて、メカシャッターは補助的になっているのが1D X Mark IIとの大きな違いです。

α9の有効画素数は約2420万画素で、1D X Mark IIの有効画素数は約2020万画素です。α9のEVFのファインダーの倍率は約0.78倍で、1D X Mark IIは約0.76倍です。α9の視度調整の範囲は-4.0から+3.0で、1D X Mark IIは-3から1.0です。

ディオプター眼鏡利用者の裸眼の視度調整に、視度調整のことを書いています。α9のモニターは3.0型の144万ドットで、1D X Mark IIは3.2型の約162万ドットです。α9のモニターは上に約107度、下に約41度に動かせるチルト式ですが、1D X Mark IIは固定式モニターです。

ISO感度は、α9はISO50からISO204800まで使えて、1D X Mark IIはISO50からISO40万9600相当まであります。シャッタースピードの上限は、α9は1/32000秒まで、1D X Mark IIは1/8000秒までです。

α9の高速シャッターは動体撮影もアンチディストーションでかなり抑えられて、連写で音がしないほど静音撮影ができます。記録メディアは、α9がSDカード系、microSDカード系、メモリースティック系が使えるデュアルスロットで、1D X Mark IIはUDMAモード7対応のCFカードとCFast 2.0カードのデュアルスロットです。

連写の秒間コマ数は、α9は電子シャッターでAFとAE追従で20コマ/秒で、1D X Mark IIはAFとAEの追従で約14コマ/秒です。AFの測距点数は、α9は像面位相差AFで693点で、1D X Mark IIは61点です。コントラストAFと位相差AFと像面位相差AFの違いに違いを書いています。

α9は像面位相差AFで、開放F11まで測距できます。動画は1D X Mark IIはMOV、MP4ファイルで4KはMotion JPEGですが、α9はXAVC S、AVCHD、MP4があって、XAVC S 4Kの3840x2160でもMPEG-4 AVC/H.264です。

α9には補正効果が5.0段のイメージセンサーシフトの5軸補正の手ブレ補正がボディ内臓ですが、1D X Mark IIはレンズ式手ブレ補正なので、ボディ内非搭載です。露出制御の測光方式は、α9が1200分割ライブビュー分析測光で、1D X Mark IIが約36万画素RGBで、216分割の開放測光です。

α9は防塵と防滴に配慮したボディですが、1D X Mark IIは防塵と防滴ボディそのものです。通信機能は、α9に近距離無線通信のNFC、Bluetoothがあって、1D X Mark IIにGPSがあります。

バッテリーの撮影枚数は、α9はCIPA基準でファインダーで約480枚、液晶モニターで約650枚で、1D X Mark IIはファインダーで約1210枚、モニターで約260枚です。ファインダー撮影とモニター撮影の割合によって、どちらがバッテリーが優れているかが違ってきます。

α9の本体のみの重さは約588gで、EOS-1D X Mark IIの本体のみの重さは約1340gなので、α9は1D X Mark IIの半分以下の重さなので、これも大きな違いになっています。

α9と1D X Mark IIの主な違いを書いてきましたが、それぞれの機種のことはα9と1D X Mark IIの記事に書いています。

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